一年前の自分を振り返ってみた。−ヴィーガンへの道−

昨年の8月から始めたベジタリアン生活も一年が経ちました。

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一年前の記事なのでテイストがかなり違っています。

今日はこの頃に書いたVEGANFOOTBALLERを目指すという記事を自分自身で読んで振り返っていきたいと思います。

一年間取り組んだからこそ分かる苦労やメリットがあります。
一方で、当初はなにも知らないからこそ立てられる計画や意気込みがありました。

一年経った今、僕はどう思うのか。ありのままに評価していきたいと思います。

目次

プロでもないアスリートがヴィーガンになれれば、誰にでもなれる。

全文はこちらです。

ナイス意気込み。

アスリートではあるものの、プロでもない海外サッカー選手で、しかも自分で料理している僕がヴィーガンになることが証明できる事は「だれにでもヴィーガンになれる」だと思います。

https://www.taguchitagu.com/veganfootballer/

一年経った僕の意見はこうです。

半分正解で半分間違い

たしかに僕はお金がないですし、プロ環境でサッカーをしているわけではないのでチームに栄養士などがおらず、独学で勉強するしかありません。
そんな僕が限られたお金でヴィーガン生活を成功させられれば、多くの人を後押しできる材料となりえます。

しかし、今の僕は自分で料理しているからこそヴィーガンにチャレンジしやすいと感じています。

どういうことかと言うと、たとえ僕のような料理ド素人でも、自炊をしているということはヴィーガンに挑戦する上でハンデにはならないということです。むしろ、挑戦しやすい環境であると思います。

例えば、家族がいて奥さんが料理をしてくれる、そして自分以外は菜食主義ではないとなると、ヴィーガンへの挑戦はかなり難しくなってきます。自分一人で料理をしているからこそ続けやすい環境であると今は感じています。

自分の体に合うか試してみたい

見出しのクセ。

植物性のみの食生活が自分の体にどんな影響があるかみてみたいのがひとつ目の理由です。

主にアスリートして疲労回復や怪我の軽減を目的に始めてみたベジタリアン生活ですが、一年経った今の感想を述べていきます。

10ヶ月目ほどで効果を実感し始める

僕はベジタリアン生活を始めて10ヶ月目ほどで効果を感じ始めました。
理由はおそらくタンパク質と抗炎症にこだわり始めたからです。

なので一年前のベジタリアンを始めた頃の自分に伝えたいです。

「ベジタリアンになるだけじゃ変わらないぞ。大切なことはベジタリアンを通して栄養にこだわること」だと。

怪我に関してはベジタリアン前後で大きな変化はないと感じています。以前と同様に大きな怪我はないですが、細かい怪我は常に抱えながらプレーしているという感じです。

体にあっているのか

調子は良いと思います。サッカーで考えていても、以前は試合の日にやけに体が重いと感じることもありましたが、今は調子の波が少なくなっているように感じています。

しかし、ベジタリアン以前にすごく悩ましい問題を抱えていたわけではないので、よくヴィーガンの人たちが言うような「ヴィーガンになってから、人生が変わった」というような目覚しい変化は感じていません。

また、数週間前から胃腸の調子が悪くて、原因も不明で悩まされています。ベジタリアンが必ずしも健康で、自分の体に合っていると思い込むのだけは避けながら原因を追求していきます。

もう一度いいますが、「ベジタリアンだから健康」というわけではありません。
自分に合っているのか、しっかりと栄養が摂れているのか、観察していくことが大切です。

Environment Issues について

見出しで格好つけるな。

僕がベジタリアンになった2つ目の理由である環境問題についてです。

はたして僕はこの一年間でどれだけ環境問題について知識量を増やせたのでしょうか。

結論からして、知識量は「広く浅く」増えたと感じています。
この一年間で、環境問題に関する本や文献を多く読みましたし、「不都合な真実」を購入して鑑賞したり、環境に関する情報量は増えたと思います。関心も引き続き強いです。

しかし、僕は行動には移せていないなと感じています。

例えば、カフェで働いているときにはFOOD WASTEについて深刻に捉えていました。
しかし、そのためになにか行動に移したかと言うとそうではありません。実際に自分で入り込んでみないと見えてこない問題があるのだろうなと感じているのが現在地です。

これからの一年間は、実際に行動に移せるかがテーマとなっています。

Plan について評価

ベジタリアンからスタート

ちなみにまだ日本帰れていない。

いきなりヴィーガンにチャレンジするのではなく、ベジタリアンからスタートしたことはナイス判断だと思います。一年前の自分を褒めたいです。

ポイントとして体重を落とさずにベジタリアン生活を送ることがありましたが、今の所キープできているので合格点だと思います。
体重に関しての今後の課題は、筋肉量で3キロほど増加させることです。

ヴィーガンになるタイミング

この頃は考えもしなかったオーストラリアに今いるぞ。

当時の僕はベジタリアン生活が半年ほど経った2022年2、3月を目安にヴィーガンに切り替える計画を立てていました。

御存知の通り、僕はいまだにベジタリアンです。

僕の今の意見を言うと、ヴィーガンになるのはそんなに甘くないです。過去の自分に言ってやりたいです。意気込みは素晴らしいですが。

先にもお伝えした通り「ベジタリアン、ヴィーガン=健康的な食事」ではないと僕は思っています。
ベジタリアンやヴィーガンは動物性食品を食べない人のことを指すので、極論言ってしまえば、野菜も食べなくてもベジタリアンといえてしまいます。

現に、半年ほど前の自分の食事を振り返ると、野菜量もタンパク質量も足りておらず、アスリートとして健康的な食事とは程遠かったです。

そんな栄養の大切さ、適切な栄養を取ることの難しさに途中で気づいたため、ヴィーガンになることは見送り、まずはベジタリアンで充実させる方向にしました。

今後のプラン・目標について

降格決まってビーチで黄昏れてました。

・今後一年はベジタリアンを継続

・ベジタリアンのまま体重を増やす(筋肉量)

・環境問題への活動を始める

これからの一年間について目標やプランを考えていきます。

まず、今後一年間は引き続きベジタリアンでいこうと思います。

理由は、ベジタリアンのままでもまだまだ改善の余地があるし、パフォーマンスもアップできそうに感じているからです。

食事の摂り方、料理方法、レシピ量、まだまだ試行錯誤できることはたくさん残っています。現在、胃腸が不調である原因もベジタリアンのまま解決していきたいと思っています。
また、ヴィーガンでの生活を充実して送れている人の話を聞くと、共通して「数年間のベジタリアン期間を経ている」ことが印象的です。

アスリートであることから無理せず、ストレスフリーでヴィーガンになりたいのでもう少しゆっくり時間をかけていこうと思います。

次に、サッカー選手として筋肉量を増やしたいと考えています。
肉食時代から華奢で貧弱だった僕がベジタリアンで筋肉量と体重を増やせれば、ベジタリアンでも筋肉を増やせる証明になるとも思います。
意義も大きいし、プレイヤーとしてもレベルアップしたいので、筋肉量増加を目指していきます。

最後は、環境問題についてです。
そろそろ、調べて勉強するだけの生活は終わりにして自分自身で向き合っていきたいと思っています。

そのための方法は何になるのか分かりませんが、ブランドにするのか、ビジネスとしてやるのか、アイデアはいくつか固まっていています。実際に行動してみないと分からないことが多い世界だと思うので、挑戦していきたいです。
テーマは「狭く、深く」です。なにか関心の強いテーマを定め、その問題について深く考えていきたいです。

とにかく、一年間ベジタリアン生活を続けた自分を褒めてあげたいと思います(時々、ステーキも食べていましたが)。
ベジタリアンになったことで栄養についても詳しくなてきているし、環境問題についても関心は強まっています。総じて、僕はエンジョイしているので今後もベジタリアン生活を続け、そしてその魅力を発信していきたいと思います。

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この記事を書いた人

Vegetarian x Athlete.
Football player in Australia(NPL South Australia).
Interested in Environment issues.

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