アスリートがベジタリアンになって約2ヶ月。体に起こった変化とは

記憶が正しければ八月から始まったベジタリアン生活。体の細胞が入れ替わるには三ヵ月かかると言われていますが、はたして、どうなのでしょうか。

ここで一度振り返っていきたいと思います。

結論から言うと、そこまで変化は感じ取れていません。 まあ、まだ二ヶ月だしそんなところでしょう。
しかし細かいところですが変化もあるし手応えもあります。一方で予想もしていなかったような大変なこともあります。

ただ総合的にfeelingは今のところ良いように思います。そこで今回は、自分の現在のプレーやコンディション、体重などはもちろん、ベジタリアン生活を送っていく中で大変なことなど含めて一度振り返っていきたいと思います。

目次

パフォーマンス・体への変化

コンディションについて

8月の下旬から9月の中旬まで、3週間ロックダウンしていた事もあって、ベジタリアンの食事法がどう自分のコンディションに影響しているのかを測るのは正直むずかしいと思います。しかしロックダウン後、トレーニングを開始して3週間、試合が再開して2週間になるのですが思っていたより体が軽いです。
日本にいた時、試合前日に焼肉を食べることが多く、次の日に体が重いと感じることもあったのですがその心配は今はありません。「パワーが出ないんじゃないか」という心配もありそうですが、今のところしっかりとパワーを発揮できるし良いコンディションで試合に望めていると思います。

怪我・リカバリーについて

こちらに関しても、まあまあいい感じといったところです。
僕は股関節が弱く、特に休み明けなどは痛みを発症することが多いのですが、今回のロックダウン明けは・・・

しっかりと股関節に痛みを感じていました。ですが、「ボールを蹴れない」ていうレベルではなく、悪化する事なく良くなっていったのでそういう意味でポジティブな結果でとらえています。
リカバリーの速度については少し良くなったかと。今までの僕は試合後はもちろん、次の日も体がバッキバキになるほど毎試合後疲れ切っていました。しかしロックダウン明けてから2試合、そこまで激しい試合でなかったということもありますが、次の日にはわりとリカバリーされている気がします。筋肉痛や重さはあるものの、以前よりは確実に軽く次の日からジョギングしています。
ただ、ここに関してはベジタリアン生活をするにあたって、食事へのこだわりが強くなり、以前より試合後の栄養補給や食事に気を遣うようになったという要素が大きいような気がしています。

僕がベジタリアン・ヴィーガンになるにあたって一番期待しているのが痛みの部分。慢性的な炎症の予防に良いとされる菜食主義なのですが、僕は股関節につまり感じることが多いです。ほぼ一年中感じています。
現在、左腰と右股関節の調子があまりよくないのですが、ここにどう影響していくのか注目していきたいと思います。

体重の変化

菜食主義になってからも体重をキープすることが出来ています。
ロックダウンに入る前、チームは2週間ほど中2日で試合をこなすハードスケジュールで、その時期に体重がけっこう減ってしまい、59kgでした。(ただ体が軽くなってすごい動けていたので一概に悪いとは言えませんが)
それでも僕は球際などのフィジカルの向上のためにもう少し体重が必要だと考えています。

今ではロックダウンで体重を少し戻せたということもあり、昨日測ったら、61.9kgでした。トレーニング再開して3週間経っても体重を落とさずキープ出来ているのはとてもポジティブです。

大変だと思うこと

遠征時の食事の確保

遠征時にベジタリアンの食事を確保するのが大変でした。宿泊先のホテルや自チームが提供してくれる食事はしっかりとベジタリアン用のメニューがあったのですが、試合後に相手チームが用意してくれた食事はミートパスタだったので食べることが出来ませんでした。おなかが減っているし、試合後のリカバリーのことを考えたら肉が入っていようが食べた方が良いのかもしれません。
しかし、僕は今回のチャレンジでベジタリアンやヴィーガンの食事法がどのくらい自分の体に合うのか検証したいし、環境問題の面からも取り組んでいるので口にしませんでした。

レストランでのメニュー選び

現在、カフェでアルバイトしているのですが、ありがたいことにランチは提供してもらえます。しっかりとヴィーガンやベジタリアンのメニューがあるのですが、毎日食べるとさすがに偏りが出てきたり、時に選択肢がない時もあります。

隣に美味しそうなベーコンエッグバーガーがあるのに、ベジタリアンのメニューを選ぶのはたまにしんどいです。

料理のレパートリー

こっちに来てからよほどのことが無いかぎり自炊しているのですが、ベジタリアンのレパートリーが自分の中に少なすぎて困っています。それによって、僕の晩御飯は同じメニューが続くことが増えてきました。

特に日本にいたことから、「白ご飯を食べるおかずはお肉」で育ってきたので、白ご飯の相方に困っています。

今後への改善点

・遠征時に試合後のリカバリーまで考えて食事を持参すること
→そのために適したメニューを見つける。

・ベジタリアン料理のレパートリーを増やす
→簡単かつ美味しいもの
→試合前にはカーボローディングも実行したいから、白ご飯に合う料理をみつける

以上がベジタリアンになってから2ヶ月の近況報告でした。

P.S.
Southern リーグを優勝したので、National リーグへの出場権を獲得しました。
来週はニュージーランドの天皇杯のセミファイナルです。

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この記事を書いた人

Vegetarian x Athlete.
Football player in Australia(NPL South Australia).
Interested in Environment issues.

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