アスリートがベジタリアンになってよかったと思うこと

・ベジタリアンやヴィーガンの食生活は、アスリートのパフォーマンスをアップさせるって聞いたけど実際はどうなのか?

・ベジタリアンになって良かったことは他にないのか?

・ほんとにリカバリーは早くなったと感じる?

こんなことをクリアにすべく、アスリートながらベジタリアン11ヶ月挑戦中の僕が、「実際にベジタリアン生活をしてみて良かったと思えること4つ」を紹介していきたいと思います。

みなさんも想像できると思いますが、ベジタリアンの食生活は良いことだけではありません。もちろんベジタリアンならではの苦しみや葛藤、デメリットまでもあります。

今回は良いことだけではなく、ベジタリアンの悪い面も正直に紹介していくので

・これからベジタリアンやヴィーガンにチャレンジしようと思っている方

・ベジタリアンやってみたけどイマイチ効果を実感できない

という人たちの参考になればと思います。

目次

ベジタリアンアスリートになってみて良かったこと

オーガニック野菜も多いマーケット

パフォーマンスが安定してきた

アスリートがベジタリアンやヴィーガンになる2大メリット
・リカバリーが早くなる
・怪我をしなくなる(非接触)

これらに対する、効果を感じるかという問いに関して僕の答えは、NOです。
というのも、まだ始めて一年も経っていないし、これらのことは感覚的なことなので変化をと原因を結びつけることは難しいと考えています。

ですが、少なくとも僕はまだ試合の次の日には体がバキバキですし、たまに筋肉系の軽い怪我もしますので、そこまで変化なしといった感じです。

ですが、一つ言えるとすれば試合時のパフォーマンスが安定してきたように感じています。

以前は、試合中に体に力が入らないような感覚があったり、なんとなく息が上がりやすいと感じることが時々ありました。
それが今ではほとんどなく、毎試合80−100%の高いコンデションでプレーできているように思います。

理由は…

もちろんこれは食事だけが左右する結果ではありませんし、確証はありません。
ですが、考えられる理由の一つとしては、ベジタリアンになったことで食の意識が高まったことが関係していると思います。

ファストフードを食べなくなった

野生のカンガルー

ベジタリアンになるとハンバーガーやチキンを筆頭としたファストフードが必然と選択肢から消えます。

ファストフードは通常、エネルギー量、脂質、飽和脂肪酸、トランス脂肪酸、添加糖、ナトリウムが多く、食物繊維やビタミンが少ないことから、非健康的な食品とされる。実際、ファストフードの摂取量が多いほど、肥満やインスリン抵抗性、総コレステロールの上昇などの身体的健康リスクが上昇することが示されている。

スポーツ栄養Web【一般社団法人日...
68カ国の12〜15歳18万人の調査で、食料不安とファストフード摂取量に有意な関連 | スポーツ栄養Web【一般社... 12〜15歳の青年の食料不安とファストフード摂取量に有意な関連があることが報告された。低所得国から高所得国までを含む18万人以上を対象とする調査の結果。著者らは、フ...

上記のことから分かるように、ファストフードがアスリートの体にとって良くないことは明らかです。
僕自身、以前はファストフードでハンバーガーなどを食べていて、そのたびに気持ちの悪い胃もたれを食後に感じていました。

体に悪いのは分かっている。それでも食べてしまうのがファストフードの恐ろしいところです。

ですが、ベジタリアンになったことでファストフードの選択肢は僕の中から消えました。
理由は食べられるものがないからです。シンプルです。

個人的に、「体にいいものを摂ること以上に、体に悪いものを摂らないことが大切」だと考えているので、ベジタリアンになってファストフードを食べなくなったことはとても良かったことの一つだと思っています。

料理を楽しめるようになる

これは一人暮らし&自炊(外食するお金がないため)生活をしている僕ならではの問題ではありますが、日々の料理が楽しくなってきました。
通常、一日に3食を自分で用意するとかなり時間も取られるし、正直めんどくさいことでもあります。特に僕らのような仕事もしつつトレーニングもあるアスリートはなかなか料理を楽しんでいる時間と余裕がないように思います。


以前の僕もそう思っていましたが、ベジタリアンについて勉強していくうちに、料理へのモチベーションが高まっていることに気が付きました。

自分で作った食べ物で自分の体が健康になっていくと思うと、メンタルにもとても良くて、ベジタリアンに対する勉強が料理にも影響してきています。

栄養に詳しくなってきた

小さい頃から自分の体を良くするために多くのアスリートが食事にも少なからず関心を持ったことがあると思います。
僕もその一人で、タンパク質やアミノ酸をメインにその他諸々の栄養を摂取することがアスリートには欠かせないことを知っていました。

ですが、
・自分の食事にどんな栄養素が含まれているか
・どの食べ物にどの栄養素が含まれているか
・その栄養素がどんな働きをするのか

などといざ問われると、答えられない状況でした。

それがベジタリアンについて勉強して深めていくと、どんな栄養素が必要で、そのためにどんな食材を摂取しなくてはならないかが段々と分かってきます。

僕自身、栄養士とかではないし知識もまだまだですが、目標としては「自分の食べている食事にはどんな栄養素が含まれているか」くらいは把握できるようにしていきたいと思っています。

このブログやツイッター、インスタグラムを通じてアスリートに必要なタンパク質やその他の栄養素が普段の食事にどのくらい含まれているか、共有していきたいと思っていますのでよかったらフォローしてください。

https://twitter.com/taguchitagu/status/1537297261973020672

アスリートにとってベジタリアンの悪いところ

こういう埠頭で最後まで行きたくなるのはなぜだろうか

体重を増やしにくい

これはその人が体重を増やしたいか、減らしたいかで良し悪しが別れてきますが僕には悪い方向に影響しています。

僕自身、もともと線が細く体重も増えにくい体質でした。
そんな僕が二年ほど前に興味本位でベジタリアン生活を送ってみたのですが、しっかりと3キロほど減量してしまいました。

このときの失敗が僕に「アスリートがベジタリアンになるなら勉強して知識を得る必要がある」という教訓に繋がっています。
それにより、今回のベジタリアン生活では開始前と体重差は変わらずにキープできています。

良いか悪いかはその人次第ではありますが、ベジタリアンやヴィーガンの食生活は体重を増やしにくいという性質は確かにあると思います。

遠征時やチーム帯同のときの食事がむずかしい

アスリートには遠征やチームでの食事も経験することが多いかと思います。

僕の現在プレーしているオーストラリアNPL SA(オーストラリア二部相当)でも、試合後には必ずアフターマッチというものがあって対戦チームとサポーターが一緒になって食事やビールを飲みます。

このときに提供される食事は肉の入ったピザやパスタが多いのです。極稀にベジタリアン用の食事を用意してくれることもありますが、お肉の入った食事しかないときは諦めるしかありません。
試合後のいちばん大切な栄養補給のときであるにもかかわらずです。

また遠征時などでもチームで食事をするときにベジタリアンは少し大変です。あらかじめオーガナイズしてもらわないと食べるものがないという状況もありえます。

自分で持ち運べる食事を用意したりと手間がかかるのがベジタリアンやヴィーガンの悪いところかもしれません。

料理のメニューに困る時がある

僕はよくYou Tubeなどで料理チャンネルをみて料理の参考にするのですが、「ものすごく美味しそうなのにベーコンや魚を使っているから作れない」ということが多々あります。

特に日本の食事には肉や魚が含まれることがほとんどです。

すごく美味しそうなのに食べられない。こんな気持ちになることもベジタリアンの宿命かもしれません。

まとめ

アートギャラリーにて

以上が、アスリートである僕が実際にベジタリアン生活を11ヶ月してみて良かったと思うところと悪いところです。

まとめると

ベジタリアン食生活にしてからパフォーマンスが安定してきた
※パフォーマンスの向上はまだ感じられていない

ファストフードなど体に悪い食べ物を摂取しなくなった

野菜をふんだんに使った料理を楽しめるようになってきた

ベジタリアンについて勉強するにつれて栄養にも詳しくなってきた

ベジタリアンやヴィーガン食生活は体重が増えにくい
※人によってはメリットになり得る

遠征時など食べ物の選択肢が限られる

肉や魚を使った料理を食べられなくなる

こんな感じになります。

ベジタリアンやヴィーガンの食生活は良いところや悪いところもありますが、環境問題の面から考えても菜食主義のこの流れはこれからもっと強くなってくると僕は確信しています。

ですので、早いうちにベジタリアンの食生活にトライしてみるのもとてもいいと思います。

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この記事を書いた人

Vegetarian x Athlete.
Football player in Australia(NPL South Australia).
Interested in Environment issues.

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