【11ヶ月目】ついに変化を感じ始めたアスリートのベジタリアン生活

2021年の8月から始めたベジタリアン生活も11ヶ月目に突入しました。
ずっと厳正なるベジタリアンだったというわけではなくて、クリスマスホリデーに旅行に行った時などには、限定的にステーキを食べたりもしていました。

そんなゆるゆるな僕のベジタリアン生活ですが、最近はベジ生活にハマっていて自分なりにこだわりを持って取り組めています。ただ肉や魚を食べない生活をするのではなく、アスリートとして自分に必要な栄養面などを考えながら食事を心がけています。

ここまでこだわって食事を摂取しているのは人生で初かもしれません。
そんな時に僕の中で一つの変化に最近気づいたので今日はそれについて紹介していきます。

目次

試合後の筋肉痛が軽減された

毎週末コーチングをしているキッズたち

僕はサッカーをしているので毎週末に試合があります。
先日の試合もしっかり負けてしまったのですが(7試合勝ちなし)、試合の翌日ある変化に気が付きました。

試合翌日にも関わらず、体があまり痛くないのです。これは僕の中で革命が起きたようなものでした。

今までの僕は試合後から極度の疲れを感じ、翌日には体がバキバキというのが毎週末の恒例行事でした。とても試合翌日にトレーニングなどは不可能で、かろうじてウォーキングをしてアクティブレストを狙うという状態でした。

以前の試合後の体の状態

ですがですが、今回は違います。
試合後に疲れがあるのは変わらないのですが、筋肉的なダメージはそこまでひどくない感触がありました。だけど、「そこからどうせ次の日にはバキバキだろう」と思っていたのですが、次の日にはほとんど回復していました。

感覚的には、軽いストレッチ痛はありますが、ジョギングなども辛くなく、やろうものなら軽いトレーニングなら余裕な状態でした。まさに革命です。

最近の試合後の状態

これこそがアスリートなのにベジタリアンになった理由のひとつ

実はこれは僕がアスリートとしてヴィーガンを目指しベジタリアンになった大きな理由でもあります。

以前の僕は成長のためにもっとトレーニングをしたいと考えていたのですが、毎週末の試合のダメージがひどすぎて試合後の数日間をトレーニングに割くことができていませんでした。

試合前の数日間に追い込むわけにもいかないし、かといって試合で手を抜いて負担を減らすのも本末転倒。
そこで試合後のリカバリーに当てざるを得ない数日間をなんとか有効活用できないか頭を悩ませていました。

そんな時に飛び込んできたのが「菜食がリカバリーを早める」という情報です。ここに望みをかけ、僕はベジタリアンになりました。

こういう経緯もあり、今はすごく嬉しいのですがここで満足するわけにはいきません。

ほんとにベジタリアン生活によって筋肉痛が軽減されたかも分からないし、他に要因があるかもしれません。
そこで今回はこのタイミングでしっかり考察をしておきたいと思います。

考察①11ヶ月目ベジタリアンを続けたからこそ起きた変化なのか

近くに海があるっていいね。

20%YESで80%NOであると考えています。
というのも、冒頭で述べたように僕のベジタリアン生活はかなりゆるゆるでした。時には息抜きがてらステーキやフィッシュアンドチップスを食べていたし、自分に必要なプロテイン量を摂取する努力も足りていませんでした。

たしかに肉や魚は基本的に食べていませんでしたが、だからといって野菜をたくさん食べていたかと言われるとそうでもありませんでした。
食べていたのは自分の好きなパスタばかりで、今思うとベジタリアンにも関わらず野菜の量は相当足りていなかったと思います。

なので、11ヶ月続けているベジタリアン生活ですがそれが体にとってすごい良かったと思うと疑わしい部分があるのが正直です。

そんな僕のゆるゆるなベジタリアン生活ですが、それでも体は菜食中心の食生活に慣れてきたのかもしれません。
今まで、肉や魚を食べてきた人がいきなりヴィーガンになると内蔵や体がびっくりして、かえって悪影響になるという話も聞きます。

そんな理由からベジタリアンから徐々に始めると良いと思うのですが、ぼくのゆるゆるベジタリアンはそこで効果を発揮してやっと体や内臓が菜食中心の食生活に慣れてきたという言い方もできると思います。

なので20%は11ヶ月続けたからこそ体が順応し変化し始めたとも言えるし、80%はそこまで立派な11ヶ月じゃないから関係ないと思っています。

考察②ここ一ヶ月、ベジタリアンの食生活にこだわり始めたから

僕はこれが一番の大きな理由だと思います。
特に、ベジタリアンのアスリートとして自分がどれくらいタンパク質を摂取しているのか細かく計算し観察を続けました。

そうすることで、今までの自分が必要なタンパク質量に全く足りていないことに気がつくことが出来たし、それからはあきらかにタンパク質の摂取量も増えています。

今までは枯渇していたタンパク質量で痛みきった筋肉を修復しきれずにそれによって試合後には体がバキバキだったと思うと納得感が強いです。
やはりアスリートにとってタンパク質はかなり大事な栄養素で間違いなさそうです。

他にもこだわり始めた食生活はたくさんあります。詳しくはそれぞれの記事で書きたいと思いますが、

・1日の野菜摂取量350gを目指し、摂取している(実際にはまだまだ足りませんが。)

・試合前3日前からはカーボローディングでエネルギーを貯蓄

・糖質だけじゃなく脂質からエネルギーを貯蓄する
→アボカド、グラスフェッドバター、MCTオイル、オリーブオイルなど

・抗炎症、抗酸化の食材を積極的に摂取する

この中でタンパク質と同じくらい効果があると感じているのは抗炎症食品についてです。

リカバリーを早めるためには、そもそもの炎症をなるべく抑えるという考え方があります。
その炎症を抑える働きがあるものが抗炎症物質と呼ばれ、ベリーやターメリック、オメガ3脂肪酸などが挙げられます。

日頃のトレーニング後からターメリックなどを摂取し抗炎症を心がけていたし、試合後には抗炎症スムージーを自分で作って摂取していたので、かなり炎症対策は以前と比べ改善されたと思います。

試合後の抗炎症スムージー
美味しくはなかった。

カーボローディングも考えられるのですが、これに関しては以前から取り組んでいました。
たしかに試合中に動ける量は多くなると感じ続けているのですが、試合後のダメージに変化は感じられませんでした。

考え方としては、体はエネルギーがなくなると筋肉を分解してエネルギーを作り出します。エネルギー源である糖質がなくなると筋肉を分解して、その影響で試合後には筋肉がかなり傷んでいたというものになります。

ですが、カーボローディングを始めてかなり長くなりますし、それがこの数試合だけ効果が増加したとは考えにくいです。

栄養と体の仕組みは知れば知るほど複雑で一概には言えませんが、個人的にタンパク質量抗炎症物質の摂取筋肉痛軽減に役目を果たしてると思っています。

最近は脂質にもこだわり始めた。

まだまだ改善できるか

もちろんイエスです。まだまだ僕の食事はアスリートとして甘いと思うし改善の余地がたくさんあります。

「そこまでこだわってベジタリアンにならないと成果は出ないのか」

そんなことはないと思っています。僕自身、肉や魚は食べなくなったものの、チップスやインスタントヌードルなどあきらかに体に良くないものはまだまだ食べています。
誘惑にはまだまだ勝てないです。

それでもタンパク質や野菜などの栄養素に着目するだけで変化を感じることが出来ました。

裏を返せばチップスなどをやめればまだまだパフォーマンスは上がるかもしれないということです。
可能性しかないです。

自分にとって食事はリラックスの一部だと思っているし、そこでストレスを感じたくありません。大切なことはストレスなく食生活を改善していくことだと思っています。

まとめ

いちいち公園がでかい。最高。

まだなんの確証もありませんが僕の中で筋肉痛が軽減されたという変化はかなりポジティブで素直に嬉しいです。

もちろんベジタリアンになったからというわけではなく、食事にこだわり始めた事自体が大きな要因だとも分かっています。それでも僕はやっぱりアスリートにとってベジタリアンやヴィーガンは可能性があると感じています。

アスリートにとってトレーニング量は成長にとって欠かせません。
ですが、肝心の体が疲れていては思うようにトレーニングができないし、むしろ怪我を誘発市パフォーマンスの低下に繋がりかねません。

リカバリーを早めることで体がトレーニング出来る状態をいち早く作り、パフォーマンスアップに繋げる。

これが大切だと思います。

11ヶ月目にして初めて感じた変化でしたが、こういった変化を大切にしてモチベーションを高め続け、パフォーマンスもアップさせていきたいと思います。

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この記事を書いた人

Vegetarian x Athlete.
Football player in Australia(NPL South Australia).
Interested in Environment issues.

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