ベジタリアンアスリートとして自分の弁当を評価する
先日、オーストラリアはスクールホリデーということで所属するクラブにてクリニックのコーチを担当してきました。
クリニックは2週間に渡り火曜ー木曜の計6回行われました。
8:30-15:30と長丁場のため、その間は僕がベジタリアンということもあり毎日弁当を自分で作り持参していました。
ベジタリアンでなければクラブの食堂でその時にあるものを注文できるし、近くのスーパーなどに行ってランチを買うことも簡単にできます。
しかし、ベジタリアンやヴィーガンとなると、運が悪かった場合菜食のオプションを確保できないケースがあります。
そんなリスクを回避するために、あらかじめ弁当を作って対処しておくことがベジタリアンアスリートには大切になってきます。
今回はそんな僕の「ベジタリアン弁当」たちについて自分で評価をしていきたいと思います。
今回はがっつり自分自身への記録と反省が全面に押し出された記事になっていくと思います。
ベジタリアンのアスリートがどんな弁当を食べているのか気になる
ベジタリアンやヴィーガンの弁当のアイデアがほしい
こんな方にはもしかしたらなにか参考になることがあるかもしれませんのでぜひ読んでみてください。
クリニックの写真とともに振り返っていきます。
弁当とその評価
1日目
ベジオニオンガーリックチャーハンとスウィートポテト黒豆ハンバーグ
タンパク質量:約9g
2日目
ベジオニオンガーリックチャーハンとスウィートポテト黒豆ハンバーグ
タンパク質量:約9g
3日目
ペンネアラビアータとてりやきテンペ炒めケール添え
タンパク質量:約22g
4日目
ベジベジオニオンガーリックチャーハンとスウィートポテト黒豆ハンバーグ
タンパク質量:約9g
5日目
ベジベジオニオンガーリックチャーハンと目玉焼き×2
タンパク質量:約14g
6日目
インド風黒豆カレー
タンパク質量:約10g
妥協することなく弁当を作り続けた
素直にここはポジティブに評価したいと思います。
日中は1日クリニックで働き、その後は家に帰る時間もないまま夕方からトレーニング。夜遅くに帰って家で夜ご飯を食べて、次の日また朝早くからクリニック。
いつも仕事をしていなかった僕にとってはなかなかハードな日程だったにも関わらず、計画的に弁当を用意し、乗り切ることが出来ました。
節約にも繋がるのでここは自分を褒めたいと思います。
メニューの偏り
一方でこれは半分仕方のないことだと思うのですが、同じメニューの弁当が続いてしまっています。
時間の関係上、火曜と水曜の弁当は同時に作らざるを得なかったことから同じメニューを2日続けて食べてしまいました。もっと言えば弁当を作った夜も同じメニューなのでかなり栄養にも偏りが生じてしまうように思いました。
難しいですが対策としては、なんとかして違うメニューの弁当をもう一種類つくるか、もしくは栄養面に富んだメニューを作れば2日続いたとしても問題ないかと思います。
品数の少なさ
持っている弁当箱の少なさ、料理の都合上メニューが基本的に一品のみとなってしまいました。常温での保存になるし、選べる食材も限られていて難しいのですが、幕の内弁当のような品数とボリュームが理想です。
対策としては、日本でいうお惣菜みたいなものを家に常備しておくと弁当には良いのかなと思います。
まあ、オーストラリアにはあんまりないのですが。
野菜の摂取量が少ない
生物であるサラダや持ち運びの不便さからスープを作れないために、野菜の摂取量がかなり減ってしまったと思います。
一応チャーハンには冷凍のミックス野菜を入れているのですが、気休め程度にしかなっていません。
対策としては、野菜炒め一択かと思います。
3日目にテンペとケールで野菜炒めを作ったように、タンパク質と野菜が摂取できる野菜炒めをもう一品作る気合が必要なのかと思いました。
タンパク質はまずまず
タンパク質の摂取量は平均して10gぐらい摂取できていたので、弁当にしてはよく出来たと思います。
目標の摂取量には遠いですが、この週は腸の調子が異常に悪く、原因はわからないのですがタンパク質の摂取量を意図的に減らしていました。(タンパク質の過剰摂取と消化は内蔵に負担がかかるため)
それを考慮すると、最低限のタンパク質は確保できていて良かったかと思います。
課題は2つ
限られた時間で毎日違うメニューの弁当を作れるか
どれだけ日持ちするか、常温に耐えられるか、こんなことを考えて作らないといけないのでかなり難しいと思います。
もしくは栄養満点の弁当を作るかです。
そうすれば数日同じ弁当が続いたところで栄養的に問題がないと思います。
いかに品数を増やせるか
目標は幕の内弁当です。
品数を増やし、栄養バランスを保つこと。
そして、野菜の摂取量を増やすことが出来れば理想的なベジタリアン弁当になってくると思います。
感想:仕事、サッカー、料理、そして弁当作りはToo Hard
日中は仕事して、夕方からサッカーして、夜は料理して、、、こんな生活はかなりハードです。
しかし、これに弁当作りが入ってくるとハードさが倍増したように感じました。
僕はニュージーランドでも仕事サッカー料理をしていたのですが、カフェで働いていたので弁当は必要がありませんでした。弁当をつくるかそうでないかだけで生活の負担がこんなにも違うことを知るいい機会になりました。
そして、生活の時間が限られてきて余裕がなくなってくると削られてくるのは食事の部分なんだろうなと実感しました。
アスリートとしてトレーニングを怠るわけにもいかないし、仕事は生活に直結してくるので削るわけにはいきません。そうなってくると、直接的に影響が少なそうな食事で手を抜くのがわれわれ(自分)の習性なんだと思います。
しかし、食事の大切さは気づいた人にだけ分かること。
だからこそアスリートとしても周りと差をつけるチャンスだと思います。食事が安定してくると仕事のパフォーマンスも上がってくるというのは健康本のお決まりのワードです。
僕も今回、あと一歩で妥協して外食にしたり、インスタントヌードルに逃げそうになりましたがなんとかこらえることが出来て良かったです。
なにより、、、
今回、久しぶりに弁当を食べる生活をして母親の偉大さに改めて気付かされました。
きっと高校生以来の弁当生活をして、なんだか懐かしい気持ちになったのですが、それよりも「毎日弁当作ることがこんなにも大変だったのか」と気付かされました。分かっていたようでその大変さは分かっていませんでした。
人はやっぱり自分で経験してみないと駄目なんだと思います。
日中は仕事をして、家に帰ってきてからは家事をして、家族のご飯を作りそして僕の弁当を作るというのは並大抵のことではなかったと思います。
そんな母親への感謝をオーストラリアという遠方から添えて今回の記事を終えたいと思います。
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