【環境問題】ビルゲイツのメッセージとは?彼が本に書いた、私たちにできること

「ビルゲイツって環境問題にすごい積極的だけど、本ではなにを言っているんだろう」
近頃、耳にすることの多くなった環境問題。SDGsや地球温暖化という言葉に敏感になってきた人も多いと思います。

https://www.amazon.co.jp/How-Avoid-Climate-Disaster-Breakthroughs/dp/059321577X

そこで、私は彼のこの本を読みました(英語で)。
そしてこのブログを始めに環境問題と向き合う決意をしました。

そんな強烈な本を読んで今回私が伝えたいことは、
「ビルゲイツ氏が本で何を伝えたかったのか」
これを明らかにしていきたいと思います。

☆この記事を読んでほしい人☆
「この本読んだ事ないけど、内容は気になる」

Koksownia, 工場, 生産, 排出量, 汚染, 煙, 建物

51Billion to Zeroとは???

ビルゲイツ氏はこの数字を目標として、一番初めに述べています。はたしてこの数字は何を意味しているのでしょうか。
答えは、、、一年間に世界で排出されている温室効果ガス排出量(トン)です。

ちなみにBillion(ビリオン)は十億です。想像も出来ない量の温室効果ガスが世界中で排出されているのです。
ビルゲイツ氏は一年間に排出される温室効果ガスを510億から0にしようと、そのメッセージを伝えるためにこの本が書かれました。

Why Zero…?

「なんで、0にする必要があるの?」

その理由をビルゲイツ氏はこう述べています。

The reason we need to get to zero is simple. Greenhouse gases trap heat, causing the average surface temperature of the earth to go up. The more gases there are, the more the temperature rises. And once greenhouse gases are in the atmosphere, they stay there for a very long time; something like one-fifth of the carbon dioxide emitted today will still be there in 10,000 years.

訳すと、

「私たちが0にする理由はシンプルだ。空気中に温室効果ガスがあるということは、地球を温めるということだ。ガスがたくさんあれば、気温も上昇する。今空気中にある温室効果ガスの1/5は10,000年後まで存在し続ける。」

つまり地球温暖化を食い止めるには、いち早く温室効果ガスの排出を0にする必要があるということです。

ところが、

「51ビリオンもある量を0にするなんて無理じゃない?」
そう考えた方も多いはずです。私もそう思いました。そしてビルゲイツ氏も「これはとても大変なことだ」と述べています。

どれほど大変かというと、もし電気のために排出されている温室効果ガス27%を解決したとしても、その他に73%もの取り除くべきものがまだあると、言われています。

私も温室効果ガス=発電、というくらい電気が占める割合は多いと考えていたのですが、それだけでは1/4しか取り除けないのです。

恐ろしく難しいことですね。しかし、ビルゲイツ氏は不可能ではないと述べています。

実際にこの本では、政府やマイクロソフトなどの大企業がどのように環境問題をとらえ、どのような取り組みをしているかが書かれていました。

そして読んでいるうちにこんな気持ちになりました。

「問題や取り組みの規模が大っきすぎて、自分には出来ることがないんじゃないか」

しかし、そうではありませんでした。

What each of us can do(私たち一人一人が出来ること)

たくさん書かれていた中でも、特に私が出来そうだと思ったことを紹介していきます。


・家庭内排出を減らす

・植物性由来の肉を食べよう

家庭内排出を減らすために出来ることとは・・・

たとえば、乾燥機を使わない。
たとえば、使ってない電気を消す。

こんなことでいいんです。日本人なら当たり前のように言われてきたことを当たり前にするだけで、二酸化炭素を減らすことが出来ます。しかし私は現在海外に住んでいるのですが、ほかの国にとっては当たり前ではないこともあります。
たとえば、ゴミの分別。特にフィリピンに住んでいた時は衝撃を受けました。分別どころか、ゴミ箱に物を捨てることをしません。ポイ捨てなど当たり前で、街を見渡すとゴミの山がたくさんあるのです。
そこに猫が集まりゴミを漁っていた姿を未だに鮮明に覚えています。

だからこんな当たり前のようなことも、この本には書いてあったし、それが本当に大切なんだと思いました。

植物性由来の肉を食べよう
培養肉と言った方がしっくり来るかもしれません。なぜ最近ビーガンやベジタリアンが注目されているかご存知でしょうか。
それは決して健康や、動物愛護の観点からだけではないのです。


環境問題も関わっているのです。
例えば、牛。牛は消化の為にゲップを沢山し、そしてその際に二酸化炭素を大量に排出します。また、草食動物である牛が、食用肉として出荷されるまでに必要な餌のコストは、出荷額を上回るとも言われています。

こうした観点からも植物性由来からの肉は必要であると考え、ビルゲイツ氏は実際にその会社に投資もしています。
そして味が不安視される培養肉ですが、クオリティが高いとビルゲイツ氏は述べていました。私たちのような一般人にも、手に届くような値段で食べられるようになったら是非食べてみたいです。

「新緑の木漏れ日」の写真

まとめ

目次

・51Billion to Zero
温室効果ガス排出量をゼロに!

・Why Zero
0にしない限り、地球温暖化は止まらないから!
簡単なことではないが、不可能ではない!

・What each of us can do
当たり前のことを、当たり前に!
無駄を減らす!(電気、水、食べ物、ごみ)

最後に

To avoid a climate disaster, we have to get to zero.

We need to deploy the tools we already have, like solar and wind, faster and smarter.

And we need to create and roll out breakthrough technologies that can take us the rest of the way.

ビルゲイツ氏はこの数年でこの3つのことを確信したと言っています。

「数十年に一度の豪雨」「観測史上最高の○○」

最近日本でもこんなワードを毎年を耳にしています。明らかに地球温暖化が自然災害をき起こしているのこと、身をもって体感しているはずです。

その為の解決策がこの本です。

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この記事を書いた人

Vegetarian x Athlete.
Football player in Australia(NPL South Australia).
Interested in Environment issues.

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