アスリートなのに糖質を取らなくても大丈夫なのか。
「炭水化物(糖質)は摂らないが良い」
こんなことを誰もが一度は聞いたことがあると思います。理由は根拠はさまざまですが、健康についての本を読むとよく目にすることがあります。
それを読むたびに僕が抱えていた疑問というかジレンマ
「アスリートなのに炭水化物(糖質)を摂らないって可能なのか」
これをクリアにすべく今回はアスリートのケトジェニックダイエットについて調べてみました。
結論から言うと、僕らのようなサッカー選手はやはり炭水化物を摂取したほうが良さそうです。
マラソンなどの持久系アスリートにとってはそうでないかもしれないみたいです。
その理由を研究結果から紹介していきます。
・体重を減らしたくないから炭水化物を摂らない
・体重を増やしたいから炭水化物を摂っている
・競技でエネルギーがたくさん必要だから炭水化物は欠かせない
こんなことに取り組んでいるアスリートにはもしかしたら新しい発見があったり、改良の種になる情報がたくさん見つかりましたので、まとめてみました。
なんで炭水化物(糖質)を抜いたほうが良いか

ここではなんで炭水化物を摂らないほうが良いと言われているのかについてこちらの本から紹介します。
何年か前に蔦屋書店でさくっと流し読みした記憶があるのですが、今回はこの動画を見て思い出させられました。
言われていることを簡単にまとめます。
・昔の人はもともと炭水化物を摂取していなかった。
→その結果、長生きでがんや糖尿病といった病気もほとんど存在しなかった。
→糖質ががんや糖尿病といった現代病を引き起こしている可能性が高い
・祖先の人は炭水化物を摂っていなかった
→われわれの体は糖質を摂取することに適していない
→体は糖質を毒とみなしている
・肥満の主な原因も糖質にある
これらの現代病を引き起こしているのが糖質であり、われわれは糖質を摂取する必要はないし、すべきでもないと主張されています。
アスリートとしての疑問やジレンマ

仮にこの本で言われていたことが正しいとします。
であるならば、アスリートである私達はどうすべきなのでしょうか。
トレーニングや試合でエネルギーを大量に必要とするアスリートはそのエネルギーを炭水化物(糖質)から摂取するのが通常です。
また、僕のような体重を増やしたいアスリートはカロリーも必要になってきてそのために炭水化物が欠かせません。
アスリートとして常識かつ必須と思っていた炭水化物を抜いたほうが良いと言われたら黙っていられるわけもありません。
なので僕は自分で納得できるまで調べてみました。
ケトジェニックダイエットとアスリートについて

「炭水化物抜き アスリート」
らへんで調べてみたところ、まず完璧に炭水化物を抜いているアスリートというのは、見つかりませんでした。さすがに糖質ゼロといのは一般の人ですら難しいですしアスリートとなるとその100倍は難しくなりそうです。
しかし、ケトジェニックダイエットに挑戦しているアスリートや、ケトジェニックダイエットとパフォーマンスについての関係は多くでてきたので紹介していきます。
ケトジェニックダイエットとは
ケトジェニックダイエットとは糖質の摂取をできるだけ抑えた食事法になります。
※ダイエットとは日本語で言う減量などではなく、食事法のことをさします。
一般的にアスリートは
炭水化物60%
タンパク質20%
脂質20%
や
炭水化物70%
タンパク質15%
脂質15%
などといった炭水化物が大半を占める割合での食事バランスをアスリートには推奨されています。
しかしケトジェニックダイエットは炭水化物をゼロとは言わずとも全体の10%以下に抑え、タンパク質や脂質がメインの食事法になります。
ケトジェニックダイエットのメリットしてよく言われるのは、
・脂質をエネルギーに使ったほうが効率が良い
・体重が増えにくい
などです。
調べてみた結果

No,1
まずはこのサイトからです。

セントルイス大学の研究者たちは、16人の男女を対象に、低炭水化物のケトジェニック・ダイエットと高炭水化物ダイエットのどちらかを4日間続け、無酸素運動のパフォーマンスをテストしました。ケトジェニックダイエットの人々は、より多くの炭水化物を食べている人々よりも無酸素運動のタスクでより悪いパフォーマンスを示した。
https://www.healthline.com/health-news/keto-diet-may-hurt-your-athletic-performance#One-diet-fits-all-athletes?
研究著者であるエドワード・ワイス博士(セントルイス大学栄養学・栄養学准教授)は、この結果は、短時間の無酸素運動に依存するスポーツに携わる選手にとって大きな違いをもたらす可能性があると述べています。
https://www.healthline.com/health-news/keto-diet-may-hurt-your-athletic-performance#One-diet-fits-all-athletes?
研究結果から、ケトジェニックダイエットがスポーツにおけるパフォーマンスの低下に影響していることが分かったみたいです。
特にサッカーやバスケなどのスプリント系のスポーツや、短時間で爆発的なエネルギーを要するスポーツにおいてです。
しかし、マラソンやサイクリングなどの持久系アスリートにはまた違った影響があるみたいです。
博士クリフトン ページ、整形外科と家庭医学のマイアミ大学ミラー校の助教授は言った「ケトジェニック ダイエット適応の期間の後、耐久性運動選手のために有益であるように見える」
https://www.healthline.com/health-news/keto-diet-may-hurt-your-athletic-performance#One-diet-fits-all-athletes?
実際に、ケトジェニックダイエットによって持久系アスリートのパフォーマンスが向上したという研究結果もあるみたいです。
その理由としては体が脂肪をエネルギー源にするように変化したことが考えられます。
炭水化物を減らしたぶん、脂質の摂取量が増えます。実は脂質は人間にとってエネルギーになりやすいという性質があるため、脂質がエネルギーになりパフォーマンスが向上したと考えられています。
ただ、体がこの切替に適応するには数ヶ月間かかるみたいです。
No,2

続いてはこちらのPDF資料からです。
要約すると
・長距離系アスリートのほうが無酸素系アスリートよりもケトジェニックダイエットに向いている
・短期間で大きなエネルギーを要するスポーツにおいてはパフォーマンスの低下がみられた。
こちらでもスポーツのタイプによってはケトジェニックダイエットは効果を示しますが、悪い影響も見つかっています。
言われていることは、まだまだ研究結果やデータが少ないとのことです。
No,3
最後は日本語のサイトから。
元巨人の沢村投手(野球)はオフシーズンに炭水化物抜きの食事生活を行ったみたいです。
狙いは「質の良い筋肉を作るため」。炭水化物を摂取しない代わりにステーキや鶏肉といった動物性タンパク質の摂取を重視したみたいです。
カラダつくりのために自分で考えて実践してみたそうです。
ですが、こうやって炭水化物を抜けると考えているのもオフシーズンのみで、シーズン中はエネルギーが必要のため炭水化物の摂取も欠かせないと考えられているようです。
感想

調べてみて僕が思った感想を率直に簡潔に述べたいと思います。
やはりサッカーのような持久系かつ高強度のスポーツにおいて炭水化物(糖質)を抜くというのは、得策ではないと思います。
学生時代に一日中練習試合を行ったりしていたのですが、空腹でエネルギー切れを起こし体に力が入らなくなる経験をたくさんしました。あのような状況を試合で起こすわけにもいかないので、エネルギー源として炭水化物が必要だと再確認しました。
新たな発見だったのは、体が脂質をエネルギーとして使用するようになるには炭水化物の摂取を減らして、脂質が必要になる状況を作り出すことが必要だということです。
こうした切り替え期間を経て体が脂質をエネルギー源として活用するようになるみたいです。そしてこれには数ヶ月かかるとのこと。
僕も脂質について勉強した際に、脂質からもエネルギーを摂取すべきだと思ってMCTオイルを中心に脂質の摂取を心がけていますが、ただ脂質を足すだけでは体が切り替わらない可能性もあるかもしれません。
あとはアスリートとしてやっぱり体重をどうしたいかというのかが、炭水化物の摂取量にも関わってくると思いました。
調べた感じ、もし体重を減らしたいのであれば炭水化物の量を減らすのはありな気がしました。ゼロはまずそうです。
しかし、僕のように体重を増やしたいと考えているアスリートが炭水化物を抜くというのはナンセンスな気がしました。
まとめ

サッカーなどのスプリント系、短時間で高エネルギー&パワーを必要とするスポーツでは、ケトジェニックダイエットはパフォーマンスの低下につながる
マラソンなどの持久系スポーツには、ケトジェニックダイエットがパフォーマンスに好影響を与えるという研究結果もあった。
→しかし、その場合には脂質をエネルギーとして使えるようにする必要がある。
以上が、ケトジェニックダイエットとアスリートの関係性についてでした。
もし、ケトジェニックダイエットにチャレンジする場合は、栄養士のアドバイスのもと実践することが大切らしいので気をつけてください。
僕のように栄養士にかけるお金がないという方は自分で調べて自分で仮説を立てて自分の体で試すのが1番良いと思います。僕はそうしてます。
コメント