Minimalism 感想
先日見たミニマリズムについての感想を書いていきます。
今回は本当に見て思った感想を書いていくのでいつものブログとは違う形式になることを許してください。
ミニマリズムとは
ミニマリズム(英: Minimalism)は、完成度を追求するために、装飾的趣向を凝らすのではなく、むしろそれらを必要最小限まで省略する表現スタイル(様式)[1]。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%8B%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%82%BA%E3%83%A0
始まりは芸術分野にあると言われ、なるべくシンプルを目指すことに用いられました。
現在流行している、ミニマリズムの考え方はここから生活(ライフスタイル)に派生します。
本作品も、ライフスタイルについてのミニマリズムを意味しています。
衣服ではシンプルなものを数着で着まわす、出かけるときの荷物も最低限に。
つまり、自分の身のまわりモノを必要最低限にして生活していくことを言います。
あらすじ
世間からは成功者と称されるアメリカン・ドリームを手にしたライアンは、富や出世を手にしたが幸福とは感じていませんでした。ライアンは幸福とはなにかを探し始めます。
そんな時に充実した生活を送っているという友人ジョシュアに、その理由を尋ねました。
帰ってきたのは「自分にとって必要なものだけでシンプルな生活をする」というミニマリズムの考え方でした。
そこからライアンはジョシュアとともに、ミニマリズムの生活に目覚め、本当に大切なものを見つけていきます。
そこから映画内では
・現代社会の物的欲求
(ファストファッションや新製品)
・ミニマリストの生活
(可動式の小さな家で生活する人)
・ミニマリズムと子育て
について取り上げられています。
これらのコンテンツを通して、「自分にとって豊かさとはなにか」を考えさせてくれる作品です。
感想
~ストレスと選択~
選択肢の多さはストレスに繋がる
映画内でこの言葉を聞いた時、思い当たる節がたくさんありました。
高校生の頃は制服があったので毎朝、服を選ぶことに思考というエネルギーを使う必要がありませんでした。
大学生になった時、毎朝着ていく服を選ばなくてはなりませんでした。
毎朝なにを着ていくか考えたり、新しい季節が来るたびに新しい服を買い足したりしていました。
もちろん私服で登校できる事は表現も広がるしいいこともたくさんあります。
しかしなにがストレスに繋がっていたかと言うと
「今日もこの服来ていったら洗ってないとか思われるかな」
とか
「同じ服ばかり着ていたら、全然服持ってないと思われるんじゃないか」と、
気にしなくていいはずの部分を気にするようになっていました。
これが私にとってはストレスでした。
たしかにそもそもの選択肢を少なくすることは、ストレスの軽減に繋がると納得の考え方でした。
~今後の生活とミニマリズム~
今のところ私は現役でサッカーをプレーできるうちは、なるべく多くの国でサッカーを経験したいと考えています。
つまり、一カ所に長期でとどまることなく、1,2年の周期で拠点を変えることになります。
そこで問題になってくるのは、生活用品です。
私がニュージーランドに来た時、文字通りスーツケースひとつに収まる荷物のみで来ました。
恐らく、この国に来た時の荷物が私にとって最低必要限の荷物です。
それが今となっては、倍近くにモノが増えてるんじゃないかという状況です。
サッカーを続ける以上、必要なものは人より多くなるのは仕方ないことだと思います。
しかし、一度部屋を見回すと一か月以上使ってない服や靴があることに気付きました。
これを機に、使わないものを買う癖をなおしていきたいと思います。
~環境問題との繋がり~
はたしてこのミニマリズムという考え方。
いったい環境問題とどのような繋がりがあるのでしょうか。
やはり一番はごみ問題に繋がると思います。
この世界では処理に追いつかない量で生産が行われている現状があります。
ファストファッションについて知った時に、有害化学物質の排出の犠牲を知りました。
リサイクルされていると思っていたモノが、実はリサイクルされずに処分されている現状もあります。
にもかかわらず、私たちは欲しいと思ったモノを手にすることで欲求を満たそうとします。
人が最低限のモノしか所有しなくなれば、需要がないので生産も減り、環境へのダメージも減るのではないでしょうか。
まあ、今の私にはそんな大きな事は分からないのですが。
他にも、車が本当に必要なモノに入らなければ、その分の排出量を抑える事が出来ます。
そうすれば地球温暖化などにも繋がってくるし、きっと今後環境問題を考えていく上で欠くことの出来ない考え方になってくるんじゃないかと思います。
~とにかく~
この映画を見て、いろいろ考えるきっかけになりましたが、とにかく今は自分に必要なモノは何かを考え、必要なモノだけを買うようにしていきたいと思います。
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